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春の九州鈍行旅2012(その16:長崎市内散策→佐世保→たびら平戸口→有田→博多→小倉)

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その15の続き。 前日は熊本から三角線を往復し、久留米から久大本線乗りつぶして小倉経由で長崎までやってきた。 そして3月23日(金)、旅行6日目の朝。 雨の長崎駅前から6日目はスタート。 この日は長崎電気軌道乗りつぶし大村線経由で佐世保へ向かい、松浦鉄道乗りつぶした後福岡・北九州方面へ向かう。
==== 購入した長崎駅入場券(券売機券・小児券)。 参考として、2008年に購入した長崎駅入場券(券売機券)。   当時はボタン式の券売機であったように記憶しているが、4年の間に更新された模様。 ついでに、駅改札で旅名人の九州満喫きっぷの3回目にスタンプを受ける。これにて全3回分のスタンプが埋まった。 という訳で、さっそく長崎電気軌道乗りつぶしに取り掛かる。 2008年に市内よりの一部区間を乗車していたが、未乗区間が残っていたのだ。 長崎駅前から1号系統 赤迫行 506号車に乗車。 終点・赤迫から3号系統 蛍茶屋行 1302号車に乗車。 終点・蛍茶屋に到着。車庫へ入庫する1302号車を見送る。 蛍茶屋に入線してきた309号車。 4号系統 正覚寺下行 302号車に乗車。 終点の正覚寺下で下車。 ここ正覚寺下電停は川べりに位置している。 川の上に建てられた民家や、川が道路の下へ潜り暗渠になっていく地点と電車の組み合わせが箱庭的な魅力を醸し出しているように思う。 ここの電停から脇に目をやると、如何にも生活道路といった狭隘路に国道324号の標識が立っている。 この国道標識に従い、商店街に入り…… やってきたのは、喫茶店・ツル茶ン。 こちらで朝食(兼昼食)にトルコライスをいただく。 デザートも長崎名物・ミルクセーキ 腹を満たしたところで、再び先ほどの国道324号へ。 ここ浜町アーケードは、大阪府国道170号と並び、国内でも2箇所しかない国道指定されたアーケード街。 5時〜10時以外は歩行者専用道路となる、酷道とも言える存在である(参照:浜町アーケード - Wikipedia)。 正覚寺下電停から中央橋交差点まで、併用軌道区間を避けるかのように商店街が国道指定されている。 探索を終了し、再び正覚寺下電停へと戻り、1号系統 赤迫行 502号車に乗車。 築町電停で下車し、5号系統 石橋行 1803号車に乗り換え。 終点・石橋電停にて下車。 ここ石橋電停と2つ隣の大浦海岸通り電停までの間は、長崎電気軌道唯一の単線区間。 石橋電停近くにあった「国際あいさつ通り」なる看板。 一番下の「世界共通語」で設置された年代が分かってしまう(参照:慎吾ママのおはロック - Wikipedia)という代物。 石橋を後にし、5号系統 蛍茶屋行 1202号車に乗車、築町電停で下車。 築町電停で1号系統 赤迫行 1205号車に乗り換え。 長崎駅前で下車し、これにて長崎電気軌道乗り鉄は終了。 ちょうど長崎電気軌道の業務用車両が軌道敷を走行していった。 奥で作業員が作業している脇に、ヘッドライトをこちらへ向け、逆走するかのように停車する電車が1両。 赤迫方面への折り返し系統だったらしく、亘り線を使用する場面を見ることができた。 長崎駅前電停から赤迫方面を望む。 8車線路の中央にセンターリザベーション方式の軌道と、堂々たる風景。 電停を後にし、JR長崎駅併設のアミュプラザ長崎にて土産物を購入。 アミュプラザ長崎の裏手に出ると、留置線のすぐそばに出られる。 415系が1編成停車していた。 駐車場の向こう側の留置線には787系の姿。 改札内へ入る。 4番ホームに停車中の885系SM9編成。 885系は1次車のSM1-7編成の窓周り・車体裾が黄色塗装で登場したが、2次車のSM8-11編成は特急『ソニック』向けということもあり青色塗装で登場した。 しかし、のちに運用が共通化されたこともあり、2012年6月までに全編成の青色化が完了している(参照:JR九州885系電車 - Wikipedia)。 12:04、長崎本線大村線佐世保線直通) 快速シーサイドライナー 佐世保行 3232D(キハ200-15(最後尾) 崎サキ所属 2両編成 ワンマン)乗車。 13:53、終点・佐世保駅到着。 佐世保駅は3階がプラットホーム、2階が乗り換え階、1階が改札口となる高架駅。 購入したJR佐世保駅の入場券(券売機券・小児券)。 港口から駅舎外へ出るが、相変わらずの雨。 高架化を機に開設された出口とみられ、横断歩道を渡るとすぐに海岸沿いの公園という構造。 頭上を通っているのは西九州自動車道の高架。 中心市街地を都市間高速道路が走り抜けるのは、地方都市ではかなり珍しいのではないかと思う。 東口側は昔からの市街地とみられ、バスターミナルがあり商店やホテルが立ち並ぶ一般的な駅前の風景であった。 こちらの駅前の露店で販売していた餅菓子を2つほど購入、あとで車内でいただくことにする。 JR改札口の右前方、東口入って右手に、松浦鉄道への上り口がある。 脇には松浦鉄道直営とみられるMR旅行サービスの店舗があったが、既に閉業した様子であった。 松浦鉄道佐世保駅の駅名票。 階段を登ったところには、このように頭端式の松浦鉄道1・2番ホームが存在する。 背後にはJRとの乗り換え改札口。 奥に停車中の列車はここまで乗車してきたシーサイドライナーだ。 脇には券売機があったので、松浦鉄道佐世保駅80円区間(小児運賃)乗車券(券売機券・小児券)を購入。 松浦鉄道佐世保駅小児80円区間(券売機券・小児券) 2番ホームに停車中の松浦鉄道MR-401号車。 柱の脇には運賃箱用と思しき金属の箱が。 MR-611号車が1番線に入線してきた。 新潟トランシスのNDCシリーズと思われる車両。 前面灯器の形状が、私の地元北海道を走るキハ150系のそれを彷彿とさせる。 MR-611・MR-401の2両が並んだ。 14:25、松浦鉄道西九州線 普通 伊万里行 348D(MR-401号車 単行ワンマン)乗車。   佐世保駅前の露店で購入したきなこ餅とかんころもちを列車内でいただく。 かんころもちという食べ物を見聞きしたのはこのときが初めてであった。駅前の露店で見慣れぬこの菓子を目にし、気になったので購入した次第である。 長崎県五島列島では、サツマイモを薄くスライスして天日干ししたものを『かんころ』と呼び親しんできた。このかんころもちは、餅にその『かんころ』ことサツマイモと砂糖を混ぜ込んだ、五島列島の郷土菓子とのこと。本来は参照サイトのように棒状にしたものを薄く切って食すのが一般的と思われる。(参照:長崎かんころ餅 | 長崎県 - 長崎県公式サイト、かんころもち - Wikipedia)。 サツマイモの風味が焼き芋のようにほのかに広がり、素朴な風味であった。オーブントースター等で焼くとより風味が出そうな味わいで、餅好きにはぜひお薦めしたい一品である。 途中、日本最西端の駅・たびら平戸口駅に停車。 数分の停車時間があったので下車し、改札内外を見て回る。 駅窓口にて日本最西端の駅到達記念の証明書が発売されていたので購入し、列車へ戻る。 たびら平戸口駅110円区間(小児運賃)乗車券(券売機券・小児券)。 たびら平戸口駅小児110円区間(券売機券・小児券) 16:55、終点・伊万里駅到着。 17:02、西九州線 普通 有田行 638D(MR-615号車、単行ワンマン)に乗り換え。 17:28、終点・有田駅到着。 購入した有田駅入場券(券売機券・小児券)。 日が暮れてきた。 17:46、JR佐世保線長崎本線直通) 普通 鳥栖行 2940M(クハ816-26(最後尾)2両編成 ワンマン)乗車。 19:16、終点・鳥栖駅到着。 19:18、鹿児島本線 快速 門司港行 4272M(サハ811-109、8両編成)に乗り換え。 19:45、博多駅で下車。 購入した博多駅入場券(券売機券・小児券)。 入場券発売額がJR九州の160円ではなく、JR西日本の140円となっている。 JR九州JR西日本との共同使用駅であるため、より安い方を採用しているためである。 こちらは新幹線博多駅の入場券(指定席券売機券・小児券)。 新幹線駅はJR西日本管理のため、W地紋で発券される。 博多駅地下にあったラーメン屋にて、豚骨ラーメンを夕飯にいただいた。 ここから福岡市地下鉄乗りつぶしを開始。 まずは博多駅ICカード乗車券・はやかけんを購入。 博多駅から空港線 福岡空港行 (福岡市営1027号車 6両編成)乗車、終点・福岡空港駅で下車。 空港線 筑前前原行(福岡市営1009号車 6両編成)乗車、天神駅で下車。 天神駅から徒歩で地下街を抜け、天神南駅へ向かう。 天神南駅から七隈線 橋本行(3201号車 4両編成)乗車、終点・橋本駅で下車。 橋本駅で購入した100円区間乗車券。 福岡市交通局橋本駅100円区間(券売機券・小児券) 七隈線 天神南行(3601号車 4両編成)乗車、薬院駅で下車。 薬院駅西鉄天神大牟田線 急行 福岡(天神)行(5431号車) に乗り換え。 終点・西鉄福岡(天神)駅に到着し、西鉄福岡駅で購入した乗車券(券売機券・小児券)。 西鉄福岡駅150円区間(券売機券・小児券) 地下鉄天神駅へと向かい、福岡市営地下鉄空港線 福岡空港行 運番35 (福岡市営1128号車 6両編成)乗車、博多駅で下車。 22:37、鹿児島本線 普通 小倉行 2372M(サハ813-234 9両編成)乗車。 翌日0:03、終点・小倉駅到着。 6日目の行程はこれにて終了。駅近くのネットカフェに入り、本日の宿とした。 その17に続く


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