JR北海道785系電車300番台(改造車・旧NE-105編成)@苗穂
2009年夏頃から話題になっていた785系の旧NE-105編成だが、最近になってJR北海道苗穂工場にて改造が施され、函館〜八戸間の特急「スーパー白鳥」用789系基本番台の増結車になったとのことだ。
このNE-105編成は、2002年、スーパーホワイトアロー時代の編成組み替えの際、余剰になり保留車になっていたもの。
種車は元クモハ785-105+クハ784-5の2両編成(画像は逆になっている)であり、それぞれモハ785-303+クハ784-303へと改造された。
モハ785(旧クモハ785)は、かつてあった運転台を撤去、乗務員扉と窓を完全に塞ぎ、クハ側の扉も塞いで1扉車としている。
クハ784は、先頭の貫通扉を改造し、方向幕を設置した(ちなみに785系のLED式前面方向幕は運転台前面の窓に設置されている)。また、前頭部全体を789系基本番台と同じような萌黄色に塗り、NE-105時代に前面窓上に取り付けられていた導風器は取り外された模様(追記:導風器はついていました)。
2両とも、客用扉の萌黄色と青の塗り分けは789系基本番台のそれと同様のものになった。また、側面の方向幕は幕式からLED式に換装されたように見える。
内装については見ることが出来なかったが、789系基本番台と合わせたものに入れ替えてあると思われる。足回りも何らかの手が加えられている可能性が高いだろう。
2両編成であることから、789系HE-300の2編成と同様に、青森方に連結され使用されるものと思われる。今年、2010年12月には新青森まで東北新幹線が開業する予定だが、青函特急に何か変化があるということなのだろうか。